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2017/11/15

ERPの満足度はどれぐらい?求められていることとは? ~ERPユーザーへのアンケート調査より~

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ERP(基幹業務システム)とは、会社における経営管理の基本となる資源要素を一箇所に集め、社内の状況を把握し業務の効率化を図るためのシステムです。現在、一定の規模以上の企業では普及が進んでいますが、その満足度はどのくらいなのでしょうか?

 

この度、たぷぽち編集部では、実際にERP を導入して使用している企業に勤める100名の方にアンケートを取り、導入しているシステムへの満足度合を調査しました。回答結果から、ERPに対して何が求められているのかを探ります。

 

 

【質問】会社で使用しているERPに満足していますか?

 ・とても満足している:7人

 ・少し満足している:18人

 ・どちらともいえない:51人

 ・少し不満がある:18人

 ・とても不満がある:6人

 

 

「満足している」と「不満がある」は、ほぼ同数

今回のアンケート結果では、「どちらともいえない」が全体の50%を占めており、もっとも多いことがわかりました。「少し満足している」「少し不満がある」まで幅を広げると、87%の方が「自社のERPに対して満足と不満の両方を持っている」ということになります。

 

一方、「とても満足している」「とても不満がある」は、それぞれ7%、6%とほぼ同数。

 

「少し満足している」「少し不満がある」もそれぞれ18%ずつであることからも「現在利用しているERPに対して満足している人と不満がある人は、半々である」ということが読み取れます。

 

では、満足している人、不満を持っている人それぞれの意見から、ERPに対して求められていることとは何なのかを見ていきましょう。

 

 

 

「満足している」人は、ERPの本来の目的を叶えられている

「とても満足している」を選んだ人の意見

・さまざまなタスクをすべて一括管理し運用できることは業務の効率化にもつながるし、今後どんどん発展していくと、ビジネスシーンの良い手助けにもなると思う。(20代/男性/正社員)

・経営陣なので、非常にわかりやすくデータが集められ、気に入っています。(20代/男性/正社員)

・顧客管理の機能は、多くの部署から集められたデータが揃っており、お客様と商談する際の参考資料として重宝しています。(40代/男性/正社員)

 

 

「少し満足している」を選んだ人の意見

・一昨年からERPを導入していますが、他部署との連携が容易になりましたし、業務が能率的にできるようになりました。ただ、セキュリティ面は安全なのか、誰もが簡単に見られるメリットの裏に不安があります。(30代/女性/正社員)

 

満足していると答えた方の回答理由を見ると、ERPの本来の目的である「社内のさまざまな部署から収集されたデータを一括管理でき、それを各部署で共有したり、経営に活用できたりする点」がERP導入の満足度を高めているといえそうです。

 

 

 

「満足していない」人の不満の原因は現場に合っていないこと

では、反対に「満足していない」人の意見を見てみましょう。

 

「とても不満がある」を選んだ人の意見

・データ加工を人手でしなければいけない面とライセンスや保守費用が高いところは改善した方が良いと思う。全世界の拠点とリアルタイムの情報を共有できる点は評価できる。(20代/女性/正社員)

・基幹管理システムがあるとはいえ、それを活用できていないし、システムをきちんと理解できていない。また、それを指導できるメンバーもいないため、別に個人で作っているデータがある。(30代/女性/正社員)

・導入までに相当な時間と人を投入したにも関わらず、独自のサブシステムを作らないと業務がまったく進まない。弊社の業務運用がいかに標準化されていないかということを示しているのかもしれないが。(50代/男性/正社員)

 

 

「少し不満がある」を選んだ人の意見

・システム自体が古く、新しい商品や商材などに対応しきれていない。情報システム担当に言っても結構なお金がかかるから新しいものに都度対応していられないとのことでした。(20代/男性/正社員)

・ERPと実際に使う帳票がリンクしていない。数字など書き写さねばならず不満。(50代/女性/正社員)

・情報確認画面はWEBブラウザを使用しており、マウスによるクリック操作後の画面表示が遅い。クライアントの使用人数に対してサーバPCのスペックの問題。(40代/男性/正社員)

・関わる人間の能力で勝手にシステムが改変され、それが職場内に行き渡るのに時間がかかる。管理を人任せにしない統括的な責任者がいないとどんないいシステムにも意味を感じない。(40代/女性/正社員)

・ERP自体の全体的な機能、帳票、経費精算などには満足していますが、クラウド型で動きが遅いときがあるので、オンプレミスのシステムに移行して欲しいです。(20代/男性/正社員)

・想定していたより頻繁にカスタマイズの必要が生じ、その都度、高いコストがかかっている。(30代/女性/正社員)

・情報の検索性があまり良くない。セキュリティが強固とはいいがたい。(30代/男性/正社員)

・問い合わせしたときのレスポンスが悪い。日本語が不自由なオペレーターにつながる。(30代/男性/正社員)

 

満足している人の意見が「ERPの本来の目的を叶えられている」と、ほぼ一つに集約できるのに対し、不満についての意見は、入力作業の煩雑さやシステムの業務への不適応、費用面、サポート対応への不満までとさまざまでした。

 

ただ、傾向としていえるのが、導入されたのが自社の業務フローや運用体制に合わないシステムであったり、時間の経過とともに必要となる機能追加などの柔軟な対応ができなかったりすることが原因となっているようです。

 

実際にシステムを使用する現場の実情に合っていないことから不満が生まれてしまっていることが読み取れます。

 

 

 

ERPに求められていることとは?

「満足している」人、「満足していない」人の意見を総合すると、ERP導入を検討する企業にとっては、いかに現場に合ったシステムを導入するかが大きなポイントとなるようです。

 

自社の業務フローとハードウェアのスペックに合っており、セキュリティ対策が取られたシステム、さらに、カスタマイズや機能追加ができるシステムが求められており、そういったシステムを選ばないと後々後悔することになってしまいます。

 

また、導入後の運用や管理、メンテナンスを担当する人員の確保ができない企業も多いことから、ERPだけでなく各業種・業態に関する知識までを持つ営業担当やSEが、選定段階から関わってくれるような面倒見の良いERPベンダーが求められているともいえそうです。

 


【調査概要】===========================
・調査方法
  インターネット調査
・調査期間
  2017年8月31日~9月14日
・対象者
  ERPを導入している企業の社員(一般社員~部長クラス)
・回答数/対象数
  100/100
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※記載されている会社名または製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

 

 

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