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浦安市は千葉県の北西に位置し、東京都に隣接している人口16万人の自治体です。市の花は市制施行を記念し1981年に制定されたツツジ。市の木は千葉国体を記念して1970年に制定されたイチョウです。
お話をうかがったお客様
【Q】システム導入前の課題はどのようなことでしたか?
【A】サーバーや端末機の仮想化を推進していたのですが、これまでのパッケージシステムでは仮想化対応が完全なものではありませんでした。そのためバッケージで対応できない業務が増えてしまい、AccessやExcelで管理せざるをえない業務が発生するなど、運用が煩雑になっていました。そこでシステム更改の際には、利用する職員が戸惑わないように簡単に操作できるシステムを求めていました。
【Q】SEの対応はいかがでしたか?
【A】WebRings保健福祉総合システムは、直観的でわかりやすい入力画面により、職員が早期に操作習得することができました。また、自動連携を実現したことにより、タイムリーな異動情報の把握ができ、スピーディーな市民サービスにつながりました。
【Q】具体的には、どのような特長があったのですか?
【A】このシステムには、3つの特長があると思います。①自治体ごとに異なる多様なサービスに対応できる②個別の要件に合わせて自由な項目設定ができる③業務様式に合わせた帳票出力ができる、ということです。
【Q】このシステムにどのようなメリットを感じましたか?
【A】汎用台帳の特長を生かせると思いました。通知書のレイアウトを市民の求める形に応じることで、市民サービスの向上を図ることができると考えました。また、独自業務もシステムに取り込むことによってシステム管理の手間を削減し、事務の品質低下を抑制することができます。さらに、このシステムは「人」を中心としたシステムであるため、これまでタテ割で管理していた受給者情報が、「人」を中心に整理することで、その市民の方が受給されている情報を一元的に把握することができます。
【Q】導入により、どのような効果がありましたか?
【A】「人」を中心としたシステムなので、個人に関連付けられる情報がひと目で確認でき、便利さを感じています。市民の方からの問い合せに対する回答も早くなり、サービス向上につながりました。また、医療費などの支払い通知で複数月分の場合、以前は合算金額のみでしたが、月単位の明細が出るようになり、市民の方から喜ばれています。
【Q】業務の事務効率化は実現されましたか?
【A】浦安市の仮想化技術に対応している点、直感的で分かりやすい入力画面や、慣れればキーボード入力のみのオペレーションができる点、サブシステムを用いずWebRingsで業務が吸収できる点を評価しています。従来はひとつの作業工程でもサブシステムからパッケージシステムに切り替えて作業をする必要がありました。しかし、自動連携になったことで事前の把握が容易になり、より正確な判断ができるようになりました。また、シングルサインオンにより職員が仮想デスクトップ環境にログインした情報がWebRingsに引き継がれるようになり、利便性も向上しました。
【Q】WebRingsは、どのようにお役に立っていますか?
【A】個人の検索・照会後、その個人に関連付けられる情報を並列で確認できるようになりました。これまで、夜間に警察や他機関から徘徊者などの問い合わせがあった場合、その市民の属性情報を確認できなかったり、担当者がいなければ、さまざまなシステムを検索したりする必要がありました。WebRingsの導入で関連情報が網羅的に確認できるようになり、障がいをお持ちなのか、要介護の方なのか、生活保護は受給されているのかといった情報が即時に確認できるようになり、迅速に対応できるようになりました。
今回、ご紹介しましたアイネスのやWeb型総合行政情報システム「WebRings(ウェブリングス)保健福祉総合システム」について、より詳しい内容をお知りになりたい方は、こちらからお問い合わせください。