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【ユーシーカード株式会社様】加盟店登録時の端末設置情報入力システムをRPA化し、業務量の増加に人員を増やさずに対応!

【ユーシーカード株式会社様】加盟店登録時の端末設置情報入力システムをRPA化し、業務量の増加に人員を増やさずに対応!
◆ユーシーカード株式会社プロフィール

ユーシーカード株式会社

UCカード公式サイトより抜粋

本社 東京都港区
設立 1969年
主な事業 クレジットカードの取扱いに関する業務、UCグループの運営に関する業務、商品券発行業務、集金代行業務並びに事務計算代行業務、その他上述付帯業務

お話をうかがったお客様

商品

(左から)オペレーション部業務第三課
平野様・吉村様・課長代理森竹様

ユーシーカード株式会社様は、1969年の創業以来、UCブランド及び全国の加盟店やブラザーズカンパニー(UCブランドカードを発行するカード会社)の発展に努めていらっしゃいます。

また、カード決済を通じて豊かな生活の実現に貢献するべく、会員の皆さま、加盟店の皆さまに対し、様々な商品・サービスを提供し、キャッシュレス化の推進や利便性の向上に取組んでいるそうです。

今回、アイネスのRPAを導入いただいたオペレーション部業務第三課では、紙に記載されている情報から、カード加盟店に設置する端末用のデータを作成することを主業務とされています。データ入力は外注せず、すべて従業員の手入力によって行われていました。これをRPAによって自動化することで業務効率化を図られています。

【課題】人は人にしかできない業務に集約し、業務効率化を図りたい

電子マネーの普及に伴い、これまで以上に業務量が増える中で、人手を増やさずに業務をこなしていくためには、自動化による業務効率化が必須でした。

Q. 今回のRPA導入のきっかけとなった課題について教えてください。

森竹様:オペレーション部としては、これまで手入力でも高い精度で処理してきたのですが、電子マネーなどの決済手段の増加に伴い、必然的に当部門の業務量が増えていきました。従業員を増やさずにこれらの業務をこなしていくためには、ただ手を動かすだけのオペレーション業務は自動化し、人は人でなければできない業務に集約することで業務効率化を図れないかと考えたのが発端です。

今から10年以上前に、業務効率化やミスの低減といった観点から端末情報入力システムの導入を行いましたが、現状のフローは「①帳票のチェック(記入漏れや誤りを確認し修正)、②システムへ入力、③入力内容のチェック、④一次承認(帳票とシステム上のデータの照合)、⑤最終承認」となっていました。他業務との兼務ですが17名体制で1件あたりの登録作業に7~10分程度かかっています。この工程でさらなる業務効率化を推進するための施策を検討しました。

吉村様:その過程では、帳票類のワークフロー化や、営業担当者が加盟店申込書を受領してから加盟店登録を行い、端末機登録を行うという一連の流れを一元管理する仕組み、重複データのクレンジングなども検討してきましたが、これらでは抜本的に人の手が空くことにはなりません。そうしたなかでアイネスにRPAのご提案をいただきました。

【選定】 業務内容の理解度、今後の拡張性が決め手でアイネスを選定

今回のRPA化の前にも、2つの業務システムを構築・提供していただいており、当時から今日まで積み上げられた当部門の業務理解と信頼関係から、アイネスを選定しました。

Q. ベンダー選定は、どのように進められたのでしょうか。

森竹様:2017年9月にアイネスを含め数社のシステムベンダーさんに声をかけました。各社から提案を受け、部長、課長をはじめ4~5名ほどのメンバーで4ヵ月をかけて選定を行い、最終的にアイネスを選びました。

Q. 複数のベンダー候補社のなかからアイネスをお選びいただいた理由は何ですか?

森竹様:アイネスとは、2010年にDLL登録システム(カード取引に必要な加盟店情報を登録する仕組み)や管理表情報検索システム(各クレジット会社が保有する端末の情報を検索する仕組み)を構築していただいてからのお付き合いで、当部門の業務や加盟店端末に関する業界知識も蓄えていただきましたし、サポートに対する信頼感もありました。実は、提示された見積価格だけで比較すれば、アイネスよりも低価格なベンダーさんもいたのですが、上記の理由に加え、今後、RPAのDLL登録システム・管理表情報検索システムへの展開も考え、拡張性が決め手となりました。

【導入に際して】SEの対応はレスポンスが良く的確。想定しきれない部分も補って提案してくれた

今回のRPA導入により、1業務に対して年間の人件費330万円を削減できる見込みです。

Q. 導入に向けて開発がスタートしてからのアイネスの対応はいかがでしたか?

森竹様:今回のRPAと、 前回のDLL登録システム・管理表情報検索システムの担当SEが同じ人だったため、やりとりはスムーズに進みました。会議の際も、資料がわかりやすく、議事録も作成してもらえ、後から齟齬が生まれるようなこともありませんでしたね。

平野様:レスポンスが早く的確で、伝えたことはすぐに理解してもらえ、システムに反映していただけました。こちらはシステムの素人なので、やりたいことをうまく伝えられているか不安な部分もあったのですが、うまく汲み取っていただけたと感じます。想定しきれていない部分に関しても、補った形で提案していただけたのは助かりました。

RPAのリリース自体はまだこれからなのですが、SEの方にデモンストレーションを見せていただいた際は、『こんなに早く処理できてしまうのか』と大変驚きました。実際に稼働してからは、ミスなくスピーディに処理ができて、人は判断や思考が必要な高度な業務に専念でき大きな効果が得られればと期待しています。それにより、クオリティの高いサービスを提供できるようになるのが理想です。

【展望】DLL登録システムや管理表情報検索システムもいずれはRPA化したい

もともと、ベンダー選定の際、DLL登録システムや管理表情報検索システムのRPA化を視野に入れていたというユーシーカード様。将来的には、やはりRPAを拡張していきたい意向をお持ちです。

Q. アイネスのRPAを活用した今後の展望があれば教えてください。

森竹様:現在の端末情報入力システムだけでなく、アイネスから提供いただいているDLL登録システムや管理表情報検索システムもいずれはRPA化をして業務効率化を加速したいです。特に、 DLL登録システムは、一文字間違えても端末が使えなくなってしまうほど正確性が要求されるものなので、手入力によるケアレスミスを防止するためにRPAを拡張できればと考えています。

会社としては、他部署でもRPAを導入しています。業務フローの見直しによる効果もありますが、導入前後で「数時間」が「数分」まで業務時間を圧縮できた前例があり、当部門でのRPA導入はそれに続くRPAの2事例目となります。ちょうど、親会社のみずほ銀行からも、今後、RPAを活用していくことが推奨され始めてきたタイミングでもあり、稼働後の効果が注目されています。

アイネスとはこれまで8年という長い期間のお付き合いがありますが、担当者が変わってもサービスの品質が落ちることはありませんでした。今後も、今までと変わらぬクオリティで安定的にシステムを提供していただけたらと思います。

【お話をお伺いしたお客様より】

オペレーション部 業務第三課 課長代理 森竹哲也様

オペレーション部 業務第三課 課長代理 森竹哲也様

アイネスとは他システムから8年のお付き合いがありますが、安定的にシステムを提供してもらっていると感じています。困ったときは手厚くサポートしてくれることもわかっているので、RPAの運用についても安心感があります。

【お問い合せ先】

今回、ご紹介しましたアイネスの「RPA」について、より詳しい内容をお知りになりたい方は、下記からお問い合わせください。

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