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ITお役立ち情報
2016/03/14

日本企業の競争力を加速する オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)

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企業経営において、「コスト削減」は永遠のテーマのひとつではないでしょうか。経済のグローバル化にともなって、日本国内においても、海外の企業と競争しなければならないのが現状です。

 

コスト削減の方法はさまざまですが、IT分野においては、オープン・ソース・ソフトウェア(以下 OSS)の活用が、その方法の一つになっています。

 

OSSの活用は、オペレーティングシステムからはじまり、現在では企業で使用する業務アプリケーションにまで拡大しています。これまで高額であるのが常識とされていたEnterprise Resource Planningシステム(以下 ERP)の分野にも、既にいくつものOSSのERPが存在し、活用されています。

 

そこでここでは、OSSのERPを活用する一般的なメリットとデメリットについて考察していきたいと思います。

 

 

一番のメリットは“低コスト”

なんといっても、OSSの一番のメリットは、"低コスト"でしょう。OSSのERPの種類にもよりますが、iDempiere(アイデンピエレ)というOSSのERPは、これまで高額なのが常識だった既存のERPと比較すると、システムのライフサイクル全体で2分の1~3分の1程度、コストが抑えられると言われています。抑えられる主なコストは、“ライセンス料”と“開発費”です。

 

◆ライセンス料

多くのOSSは、ライセンス料が無料です。iDempiereは、オペレーティングシステムやデータベースなどのミドルウェアも、無料のOSSが使用できますので、システムを動かすために必要となるソフトウェアが全て無料で使用できることになります。


ライセンス料は一般的に、システムを使用している間はずっと必要となるコストですので、ライセンス料が無料ということは、システムを使用する期間が長くなればなるほど、コスト削減効果が大きくなるということになります。

 

◆開発費

同じOSSでもLinux(リナックス)などのオペレーティングシステムや、PostgreSQL(ポストグレスキューエル)などのミドルウェアは、ソースコードを修正して使用することは通常はありません。多くのユーザーにとっては、ソースコードが公開されているということよりも、無料で使用できるということの方が、メリットとして大きいようです。


しかし、ERPをはじめとする業務アプリケーションは、必ずといっていいほど、導入企業の業務要件に応じたカスタマイズが必要になってきます。ソースコードを自由に修正してカスタマイズができるというOSS本来のメリットは、業務アプリケーションでこそ得られるものです。

 

ソースコードを自由に修正して使用できるのがOSS本来のメリットであるわけですが、開発工数が増えて結果として開発費がかさんでしまっては、OSSを使用する意味が薄らいでしまいます。


開発費がどれほど抑えられるかはOSSによるところが大きいですが、OSSのERP iDempiereは、既存のERPと比較しても優れた拡張性と高い開発生産性、そして柔軟性を持っています。そのためカスタマイズ工数を少なくし、開発費を最小限に抑えることができます。

 

 

OSSのリスクは「保守サポート」でコントロールできる

“無料”で使えるOSSは、一般的に自己責任で使用するのが前提であり、不具合があっても、そのOSSの開発元や開発コミュニティーの責任にはなりません。これはデメリットと考えられますが、“無料”で使えるので、ある意味当たり前なことです。

 

そのため、OSSのERPを活用する上で考えないといけないのが、システムの「保守サポート」です。

 

有名なOSSには、サポートを提供している会社が必ずと言っていいほど存在します。無料で使用できるOSSのビジネスモデルの多くが、サポートを収益源のひとつにしているからです。もちろん、OSSのERPにもそのような会社は存在します。


ですので、不具合があった場合の対応に不安がある方は、サポートを購入することで、そのリスクをコントロールすることができるのです。サポートを購入すると、その分、OSSの低コストというメリットが薄らぎますが、多くの場合、サポートを購入しても、トータルで割安になるように設定されていますので、低コストというメリットが少なくはなっても、なくなるケースはあまりないでしょう。

 

特にERPのような、企業が会社全体を管理するのに使用する大きなシステムでは、ユーザー企業はその導入から保守サポートまでシステム会社に依頼すると思いますので、“OSS”だからといっていたずらに不安視する必要はないのではないかと思います。

 

OSSに関わらず、どのようなシステムを選んでも、システムにかかわる色々なリスクはゼロにはなりません。リスクはコントロールするものであり、リスクを上手にコントロールすることで得られる大きなメリットがあります。OSSの活用によるコスト削減は、その一例でしょう。

 

 

OSSを上手に活用して競争力を強化しましょう

 

経済のグローバル化が加速していく中、新興国と比較して相対的に高い人件費で高額なシステムを使用している日本が、コスト的に新興国と勝負するのは困難です。

 

日本企業がグローバル社会で競争するためのひとつのツールとして、OSSのERPは大いに活用できるのではないでしょうか。

 

 

★ OSS ERPの製品情報はこちらをご覧ください。

★ より詳しい内容をお知りになりたい方は、こちらからお問い合わせください。

 

 

 

 

筆者紹介

株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ
代表取締役 萩原 秀明(はぎわら ひであき)

「ERPの導入に10年以上携わり、ここ数年はオープンソースのERPiDempiereを中心に活動しています。オープンソースのERPを活用し、日本企業がグローバルな経済環境でも競争していけるシステム基盤の成否に貢献していきたいと思っています。」

 

オープンソースのERPの情報を下記のサイトで発信しています。

株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ

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