大手化粧品メーカーのA社では、工場の生産管理部門にSAP社のERPを活用していました。しかし、移行ツールの性質上、運用利用を目的とするものではないため、日々の作業に非常に手間がかかり、担当者の負担が大きいことが課題でした。
また、複数の工場でそれぞれマスター登録を行っていたため細かい処理の統一ができず、登録内容にバラツキが出てしまうといった内部統制上の問題も課題になっていました。
こうした問題を解決するマスターデータ管理システムとして、アイネスのマスターデータ管理システム「Aerps MASTER(アープス・マスター)」に着目しました。
Aerps MASTERは、業務改善、生産性向上に大きな効果をもたらしています。
当初の狙いだったマスター登録に関する作業負担の軽減に関しては、大幅な工数減を実現。作業時間にして、導入前と比較し60%削減に成功しました。
また、マスターメンテナンスのユーザー権限が組織運営に沿ったかたちとなり、内部統制上の問題も解決しました。
その他にも、Aerps MASTERは使いやすいインターフェイスで、視認性が高いアラーム機能もあるので、単純な入力ミスがほぼ皆無になり、データ精度が飛躍的に上がりました。
以前の移行ツールはある程度システムの知識があるスタッフしか使えなかったのに対し、Aerps MASTERは操作が簡単なので属人的な仕事を減らすことができました。
さらに、複数の工場で同時にマスター登録ができるようにもなり、データの整合性も一元的に確保できるので全社的にも業務の精度が上がり、生産性も向上しています。
Aerps MASTER導入プロジェクトでは、A社とアイネスの緊密なコミュニケーション、信頼関係が成功のカギとなりました。
テストを繰り返し最終要件を確認する作業において、アイネスは要件確認とテスト実施のための使いやすい資料を用意しました。また、迅速な対応ができるようエンジニアを常駐させる等、サポートに力を尽くすことでスムーズに導入できました。
【システムのご紹介】
SAP ERP向けマスターデータ管理システム「Aerps Master」のご紹介はこちらをご覧ください。
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