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サービス紹介
2018/03/30

【ユニリタ×アイネス キーマン会談】SAP ERPユーザーが抱える課題を、協業によるサービス範囲の拡大で幅広くカバー

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左から、(株)ユニリタ ITソリューション営業第二本部 パートナービジネス部 澤田様
(株)ユニリタ デジタルサービス本部 ITサービスマネジメント部 グループリーダー 長岸様
(株)ユニリタ 執行役員 デジタルサービス本部 Be.Cloud部長 戌亥様
(株)アイネス ITソリューション本部 開発第一部長 河谷
(株)アイネス ITソリューション本部 開発第一部 第一課長 小堀

 

 

ERPシステムで世界トップシェアを誇り、事実上のデファクトスタンダードとなっているSAP社のERP。世界シェアは6%にも及びます。(Top10 ERP Software Vender and Market Forecast 2015 – 2020 より)

 

SAP ERPは、世界に拠点を持つ企業が世界標準で統一の業務プロセスを実現し、リアルタイムに業務遂行状況を把握できるなどのメリットがある一方で、マスターデータのメンテナンスが煩雑だったり、移送作業が複雑であったりと現場にいくつもの課題をもたらしているのも事実です。

 

これらの課題に対し、データ活用・システム運用の事業領域でITソリューションを提供する株式会社ユニリタと、システム開発を強みとする独立系ITサービス会社である株式会社アイネスが協業し、SAP ERPユーザーに向けたソリューションの展開に取り組んでいます。

 

協業推進に関わった両社のキーマンに、会談というかたちでお話を聞きました。

 

 

 

【各社製品の紹介】SAP ERPのユーザー企業が抱える課題を、それぞれの得意分野で解決

Q.今回、協業が実現したユニリタの「LMIS/AutomaticRelease for ERP」「infoScoop」と、アイネスの「AerpsMASTER」について、それぞれ、製品が解決できる課題や特長を教えてください。

 

LMIS/AutomaticRelease for ERP(エルミス/オートマチックリリース・フォー・イーアールピー)

長岸様

長岸様:まず、LMIS/AutomaticRelease for ERPは、当社が提供するサービスデスク機能を中心としたITサービスの運用・管理を提供する製品「LMIS on cloud」のオプションとして提供しています。ERPの移送(SAP ERPシステムでの変更適用は「移送」と呼ばれる)を自動化する機能を持ちます。

移送を手動で行う企業は多く、その対応は休日や深夜の作業となり作業担当者に負担がかかるほか、入れ替えるモジュールを間違えてしまうなどの人為的なミスが発生するリスクがあります。また、手動での移送は、申請内容と本番環境の変更履歴を紐づけることができず、コンプライアンス面でのリスクを抱えることも少なくありません。

移送をLMIS on cloudのワークフローと連携させて自動化することで、リリース作業に対する承認からモジュールの正当性確認、リリース実行、履歴保管までが適正に行えるようになります。

 

 

infoScoop(インフォスクープ)

戌亥様:「働き方改革」の影響などもあり、在宅勤務や営業マンが出先で作業を行うなど、オフィス外から従業員が社内のさまざまな情報を利用することがひとつのトレンドになっています。それに伴い、ここ5年ほどでクラウドサービスが頻繁に使われるようになってきました。さまざまなクラウドサービスをまとめて管理することで、 利便性とセキュリティを向上させることができるのがポータル・ セキュリティ基盤のinfoScoopです。

infoScoopからAPIを通してさまざまなバックエンドサービスにつなぎます。今回の協業では、フロントエンドのスマートフォン等からクラウドサービスや、バックエンドであるSAP ERPをつなぐ役割でinfoScoopが追加されました。

戌井様

 

 

Aerps MASTER(アープス・マスター)

小堀様

小堀:Aerps MASTERは、SAPのマスターメンテナンスの煩雑さを低減し、当社ノウハウを活かしたデータ整合性チェックにより、マスターデータを高品質に維持する製品です。

SAP ERPユーザー企業のなかには、マスターメンテナンス専門の部署を持つところも多く、それだけマスターメンテナンス業務の負荷が大きいということです。これを解決し、データ品質の確保と作業の効率化、ワークフロー承認による内部統制が取れるのがAerps MASTER です。

2018年4月からは従来のERP6.0対応版に加え、S/4HANAにも対応した製品を販売します。

 

 

 

【両社の出会いのきっかけ~協業まで】もともと取引関係や接点があり、SAP ERPのコンサルティングをきっかけに協業の話が進む

Q.ユニリタ様とアイネスが協業するきっかけは、何だったのでしょうか?

 

河谷:当社がSAP ERPのコンサルティングを行ってくれる企業を探していたなかで、ユニリタ様と出会いました。話をするうちにユニリタ様が良い製品を複数もっていることがわかり、お互いの製品を組み合わせて協業ビジネスができないかと考えたのです。それが、2016年の初夏の頃です。

澤田様

澤田様:実は、90年代からアイネス様とは当社のメインフレームのジョブ管理システムを採用いただくなど取引関係はありましたが、協業までには至っていませんでした。もともと、河谷様の上司と長岸の上司が知り合いだったことから、今回の河谷様からのお声かけで協業の話がまとまっていった経緯があります。

最初は、Aerps MASTERとLMIS/AutomaticRelease for ERPで、運用課題を抱えているお客様へのソリューション提供を行うことで協業を検討していました。

 

Q.協業の契約が結ばれたのは2017年7月ですが、話が持ち上がってから契約までは、スムーズに進んだのでしょうか?

 

河谷:特に障壁等があったわけではありませんでしたが、お互いの得意分野を活かせる協業モデルが何なのかを見出すのに時間がかかりましたね。相乗効果を生み出すにはどうすればよいかと。ただ、両社の販路拡大メリットもあるので、前向きに進めることができました。

 

澤田様:お互いの製品について、理解を深める期間も含め、模索していた期間は長かったと思います。ただ、通常、協業で障壁となりやすいのが、仕入れ値や重複する分野の調整なのですが、今回、Aerps MASTERとLMIS /AutomaticRelease for ERP、infoScoopではそういった調整の必要がなかった点も大きいと思います。うまく棲み分けできる状態でしたね。

 

 

 

【協業によって生まれる相乗効果】お客様にSAP ERPユーザーは多く、運用に課題を抱える企業を紹介し合うことでカバー範囲が広がる

Q.契約締結後、具体的にどのようなかたちで協業が行われているのですか?

 

 

澤田様:当社のLMIS /AutomaticRelease for ERPで移送のソリューションを、アイネス様のAerps MASTERでマスターメンテナンスのソリューションをそれぞれ提供するというかたちでした。これらが、SAP ERPユーザーの主要な課題を解決するテーマであることもあり、多くの参加者の方から質問を受け、関心の高さがうかがえました。

 

小堀:セミナー参加者の情報や、事後のアンケート内容などもユニリタ様へ共有し、営業活動に活用いただいています。

 

河谷:当社では、商談が出た段階で営業から開発部門への情報共有があります。話を聞いて、LMIS /AutomaticRelease for ERPやinfoScoopと連携できそうだと思った案件に対しては、紹介を行うようになっています。

河谷

 

澤田様:当部署のようにパートナー企業と一緒にお客様にご提案をする場合と、当社単独で自社製品をご提案する場合がありますが、いずれの場合もSAP ERPを使用している企業が多いです。そのなかで、運用に関する課題を抱えているという情報が営業から入ると、当社の営業担当とともにアイネス様の営業担当の方にも同行していただき、Aerps MASTERを紹介していただいています。

SAP ERPに限らず、何らかの基幹業務システムを導入されている企業がほとんどですが、運用をどのように行うか検討はされていますが、なかなかうまくいかないのが実情のようです。実際に運用してみて初めて課題に直面します。課題に直面したタイミングでご相談をいただくことが多いので、アイネス様にご協力いただくことで幅広いご提案ができるようになり、お客様にも喜んでいただいています。

 

 

 

【協業の今後】SAP ERP運用に限らず、ユーザーの課題解決につながるソリューションのために協業していきたい

Q.協業の今後についての展望をお聞かせください。

 

長岸様

澤田様:現在は、それぞれの製品を紹介したり、組み合わせてお客様に利用してもらったりする形態での協業ですが、両社の製品をパッケージ化すれば同じ製品を提案・販売できるようになります。たとえば「LMIS/ マスター管理 for ERP」といったパッケージ製品を作るというのも、今後は実現できるのではないかと考えています。


小堀:
infoScoopでは、APIを作成することでSAP ERPとの連携が取れるようになります。ユニリタ様よりAPI作成ツールをご提供いただくことで、Aerps MASTERに作成したAPIをアドオンで組込んで、お客様に提供するというのも良いのではないかと考えています。

Aerps MASTERではマスターデータを更新・管理しますが、infoScoopではトランザクションデータを扱えるので、マスターデータ+トランザクションデータの更新・管理や、お客様が必要とするデータの抽出、表示までできるようになると、提案範囲はより広がると思います。今後、さらに協業モデルを進化させていき、お客様への付加価値を増やしていきたいと考えます。

 

 

戌亥様:2020年がAPI需要のピークになると予想されていますが、そこに向けて今から協業して準備していけば大きな強みになると思います。現在、スマホが普及していますが、infoScoop API Proxyを通してERPにアクセスできるようになると、サーバプログラムを用意しなくてよくなり、スマホアプリに連動したサーバプログラムを開発しなくて済むようになります。サーバレスアーキテクチャとよばれるこれからの分野なので、協業の価値は非常に高いだろうと期待しており、楽しみにしているところです。

戌井様

 

※記載されている会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

 

【株式会社ユニリタ 関連サービス】
企業向け情報ポータル「infoScoop(インフォスクープ)」
SAP ERPシステム移送業務自動化システム「LMIS(エルミス)/AutomaticRelease for ERP」

【株式会社アイネス 関連サービス】
SAP ERP マスタメンテナンスツール「Aerps MASTER」
中堅中小企業向けオープンソースERPソリューション「Aerps One」
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