ITお役立ち情報
2020/04/28

MD(マーチャンダイジング)システムとは

MD(マーチャンダイジング)システムとは

生産と消費をつなぐ重要な役割を持つ流通業は、卸売業と小売業から成っていますが、このうち、小売業の重要インフラの一つとなっているのがMD(マーチャンダイジング)システムです。

MD(マーチャンダイジング)システムを活用することで、チェーンストア理論に基づく効率化を実現できるようになります。仕入れ・発注管理や売上管理などのほか、データに基づくシミュレーションによる各種計画の作成、従業員のシフト作成まで可能になります。

本コラムでは、MDシステムの特長や機能など、基本的な知識をまとめました。

MD(マーチャンダイジング)システムとは

MD(マーチャンダイジング)システムとは、流通業の現場で活用されるシステムです。

そもそもマーチャンダイジングとは、消費者の欲求・要求を満たす商品を適切な価格と数量、タイミングで提供するための企業活動を指します。
MD(マーチャンダイジング)システムは、こうした活動を支援するためのものです。

MD(マーチャンダイジング)システムの導入により、たとえば、消費者の欲求・要求を満たす商品を探し出したり、それを適正価格で提供するための支援、適切な数量の算出と調達といったことが実現できるようになります。

MD(マーチャンダイジング)システムの特長

小売業に必要なのは、「チェーンストア理論」に基づく情報システムです。
チェーンストア理論とは、企業の中枢的機能を中央集権的に本社(本部)へ集中させ、店舗(現場)はオペレーションに専念することで最大の運営効率を挙げ、同時にコストダウンを図るという経営手法です。

MD(マーチャンダイジング)システムには、たとえば、部門管理や商品管理、POSとの連携、補充発注などの役割が求められます。

また、大量のデータを扱うことになるため、処理性能はもちろん、大量のデータの中から問題点を見つけてアラートを出したり、商品や店舗を一定の特徴でソートしたうえで一括で指示が出せるような効率化を実現できる機能なども求められます。

MD(マーチャンダイジング)システムの機能

求められる役割からさらに掘り下げ、一般的なMD(マーチャンダイジング)システムの機能についてみていきましょう。

マスター管理

マスター管理とは、マーチャンダイジングに関わるデータをマスターデータとして整理統合し、一貫性のあるデータとして維持するための機能です。

企業、店舗、部門といった組織系のマスター管理、商品属性や取引先属性、店舗属性といった商品系マスター管理、取引先マスターメンテナンスなどの機能があります。

発注管理

発注管理とは、販売する商品を集めて、仕入れを管理するための機能です。

発注条件設定や発注台帳メンテナンスといった発注条件管理、店舗発注・本部発注、アラーム処理などの発注処理が中心となります。

伝票管理

仕入伝票、売上伝票、入金伝票、出金伝票、返品伝票、棚卸伝票といった伝票処理を行うための機能で、起票や集計処理を行います。

伝票処理は、会計処理や在庫管理と密接に結びついているため、これらの機能とも連携できるようになっています。

売上管理

入出庫情報データを確定させ、リアルタイムな在庫の理論値を確定します。また、粗利を算出する機能などもあります。

在庫管理

売上管理機能とほぼ同じもので、入出庫情報データを確定させるほか、リアルタイムな在庫の理論値を確定したり、粗利を算出したりします。

買掛支払管理

買掛金額を集計するほか、リベートなどの支払いの調整や、支払いの締め処理を行います。

経理システムとの連携機能がついていることが多いです。

統合分析

入出庫情報データなどを分析する機能です。月間・週間・日別で、チェーン全体・部門別・店舗別などの切り口で、定期的に分析を行う設定を備えたシステムもあります。

シミュレーション機能

データに基づいたシミュレーションを行い、販売計画、加工計画、品揃え計画などを作成する機能です。

予算管理

本部または店舗による月別・日別、また店舗別・部門別などの予算登録や、本部が店舗予算の承認を行う機能です。

要員管理

シフト作成のための機能です。
公休基準日の設定や店舗別の要員グループ設定、時間帯別必須人数の設定といった基本情報の登録のほかに、要員別の勤務パターンや出退勤予定、休みの希望やシフト希望時間などを設定し、勤務予定表を作成します。

まとめ

MD(マーチャンダイジング)を提供するベンダーは数多くありますが、機能を比較してみると大きな違いはあまりみられません。

導入システムを選定する際には、いくつかポイントがあります。一つ目はパッケージの標準機能に自社運用をどこまで合わせられるか。二つ目は、標準機能の利用だけでは自社の特長・強みが発揮出来なくなってしまうため、システムの柔軟性も必要となります。三つ目に、企業の競争力を上げる事の出来るシステムであることも重要な要素となります。競争力を上げる事の出来るシステムとは、日々発生するPOSの膨大なデータから、人が感じ取り、売場や商品で何らかのアクションを起こす事の出来るシステムだと考えます。

アイネスでは、この「競争力を上げる事の出来るシステム」として、仕入管理・販売管理・在庫管理といったMDコアソリューションに、財務会計・勤怠管理といった基幹システムソリューションと、自動発注・棚割管理などのMD支援ソリューションを組み合わせた小売業向け第三世代型基幹システム「REAL MD Series」を提供しております。
「REAL MD Series」について、詳しくは以下のページをご覧ください。
小売業向け第三世代型基幹システム REAL MD Series

流通業向けサービスの豊富な実績を持つアイネスに、ぜひご相談ください。

※ 本文に掲載されている会社名・団体名および製品名は各社または団体等の商標または登録商標です。

ITでお悩みのご担当者様へ

弊社は、情報サービスのプロフェッショナルとして、システムの企画・コンサルティングから開発、稼働後の運用・保守、評価までの一貫したサービスと公共、金融、産業分野などお客様のビジネスを支える専門性の高いソリューションをご提供しています。お気軽にご相談下さい。

INES_logo_CTA