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日本企業のMDM導入を成功させるカギ「商習慣への適合」と「ERP連携」によるデータ活用
全4回にわたる連載「MDM(マスタデータ管理)徹底解説」。
最終回となる今回は、これまでの課題を踏まえ、自社に最適なツールを見つけるための「解決編」です。
前回、MDMのシステム選定には「現場の使いやすさ」「日本の商習慣」「ERP連携」の3つが重要だとお伝えしました。しかし、いざツールを選ぼうとすると、多くの担当者が「使いやすい国産ツールはERP連携に弱く、ERP連携に強い海外ツールは使いにくい」というジレンマ(矛盾)にぶつかります。
本記事では、この「国産製品 vs グローバル製品」という二者択一の壁を突破し、MDM導入プロジェクトを成功に導くための「第3の選択肢(ハイブリッドな解決策)」について解説します。SAPなどのグローバルERPとの連携と、日本の複雑な組織変更への対応を両立する、日本企業にとっての「最適解」を紐解いていきましょう。
目次
1.MDMツール比較の罠:グローバル製品と国産製品のジレンマ
2.解決策①:日本の複雑な組織変更に対応する「世代管理」機能
3.解決策②:SAP等の「ERP連携」を低コストで実現するテンプレート
MDM導入で失敗する典型的なパターンは、以下の2つです。
つまり、「現場の業務(日本流)」と「基幹システム(グローバル流)」の板挟みになっているのが現状です。成功のカギは、この両方の性質を併せ持つ「ハイブリッド型」のMDMを見つけ出すことにあります。
前回、「日本の組織変更は複雑だ」とお伝えしました。では、成功している企業は具体的にどのような機能でこれを乗り越えているのでしょうか。
それは、「時間軸を持ったマスタ管理(世代管理)」です。
一般的なMDMは「現在のデータ」しか持ちませんが、日本企業にフィットするMDMは、以下のような運用が可能です。
単に「組織図が作れる」だけでなく、この「時間軸(タイムマシン機能)」を標準で持っているかどうかが、運用担当者の残業時間をゼロにできるかの分かれ道になります。
もう一つの壁である「ERP連携」。 これを解決するのは、「つなぐ技術」のパッケージ化です。
通常、ERPとMDMをつなぐには、個別のプログラミング(スクラッチ開発)が必要です。
しかし、成功事例の多いMDM製品には、主要なERP(SAPなど)と接続するための「連携テンプレート(アダプター)」があらかじめ用意されています。
「つなぐこと」に予算を使うのではなく、「データをきれいにすること」に予算を使う。これが賢いMDMプロジェクトの常識となりつつあります。
ここまで見てきた通り、日本企業がDXを成功させるには、以下の条件を満たす必要があります。
この「いいとこ取り」ができるMDMこそが、日本企業のデータ基盤として最適解となります。 もう、「機能か、使いやすさか」で悩む必要はありません。
全4回の連載、いかがでしたでしょうか。
データ活用は、正しい「道具」選びから始まります。
株式会社アイネスが提供する「Aerps MASTER Enterprise(アープスマスターエンタープライズ)」は、まさに今回ご紹介した「日本企業の商習慣」と「グローバルERP連携」の両立をコンセプトに開発された日本企業のためのMDMソリューションです。
「SAPを使っているが、日本の組織変更に対応できない」「現場が使いやすいWeb完結型のツールを探している」もしそのような課題をお持ちであれば、ぜひ一度Aerps MASTER Enterpriseをご検討ください。
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