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情報セキュリティに関する業務には、高度な専門知識や先端技術が求められるケースも少なくありません。
そのスキルを業務の合間だけで身につけていくのは、多大な労力を要し、とても大変なことです。
こうしたなか、企業が社内留学制度を設けて情報セキュリティ人材を育成する動きも出ています。
今回は、社内留学制度を使い社会人大学生として情報セキュリティ大学院大学に進学することになった方の声(※1)を紹介します。
(※1)編集者注:本人から寄稿のあった2015年3月13日現在の内容です。尚、不定期ですが、本人から届いた近況やためになる情報等は今後もご紹介させていただく予定ですのでご期待ください。
私は、情報セキュリティ分野における高度な専門知識と先端技術を習得、社内セキュリティの向上やビジネスでの活用推進を目的に、社内留学の推薦を受けさせていただきました。
上司や先輩方、現在サポートさせていただいているお客様と、しばらくお別れすることになり寂しい思いもありますが、幸運にも非常に興味を持っていた分野について学ばせていただける機会を得ることができ、大学院進学を決めました。推薦してくださった方々の期待に沿えるよう、精いっぱい頑張ります。
進学の前に諸々大変なことがありました。まず苦労したのが出願書類の作成でした。特に2,000字の研究計画書の作成は四苦八苦し、丸一日を要しましたが、完成度の高いものができました。
また絶対に受からなくてはという思いから日増しに高まっていた緊張は入試当日朝には最高潮に達していましたが、会場に向かう途中で上司からいただいた応援メッセージを読んだ瞬間、重圧感がふっと消えてなくなりました。おかげさまで、面接にはリラックスして臨むことができました。
入学も決まり、4月の入学に向けて現在は業務の引継ぎを進めています。現在担当させていただいているお客様に迷惑をお掛けすることはできませんので、後任者向けに詳細な補足ドキュメントも沢山書いています。また、現在商談フォロー中の案件についても、経緯や提案のポイント等について、後任者と徹底的に意見交換を行い、会社としての提案レベルを損ねることの無いよう、しっかりと準備したいと考えています。
1年間という短期間で修士取得を求められているため、週6日の通学が必要な厳しいカリキュラムとなっていますが、科目履修や課外セミナーの受講等を積極的に行い、より高度な知識・技術の習得を目指して頑張りたいと思います。
また、修了後には情報セキュリティ分野において、社内だけでなくお客様のパートナーとしても信頼される人材になれるよう努力したいと考えています。