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DifyのAIエージェントとは、設定された目標を達成するために自律的に思考し、タスクを実行するAIのことです。
この記事では、AIエージェントの基本的な仕組みや機能、従来のチャットボットとの違いについて解説します。
また、具体的な作り方や業務での使い方、活用例も紹介し、ノーコードで高度な業務自動化を実現する方法を明らかにします。
目次
1.Difyとは? 専門知識ゼロでAIツールが作れる「ノーコードツール」
5.現場主導のAI開発を加速するSaaSソリューション「つなぎAI」
8.「つなぎAI」が業務改善のパートナーとして選ばれる3つの理由
9.まとめ
Difyは、アメリカの企業LangGenius社が開発・提供する、ノーコード/ローコードで生成AIアプリやAIエージェントを開発できるオープンソースのプラットフォームです。
プログラミングコードを一切書くことなく、画面上でパズルを組み立てるような感覚で直感的にAIツールを作成できるのが最大の特徴です。
「AIの開発」と聞くと、エンジニアが複雑なプログラムを書くイメージを持つかもしれませんが、Difyに難しい知識は不要です。画面上で「機能のブロック(ノード)」をつなぎ合わせるだけで、以下のような業務改善ツールが作れます。
活用例 Difyで作れる代表的な業務改善ツール
Difyはまさに、「現場の担当者が自分たちの手で業務をラクにするAIを作るためのツール」と言えます。
※Difyを基盤(ベース)として、日本企業向けにセキュリティ強化や伴走支援をパッケージ化した製品が、本記事後半で紹介する「つなぎAI」です。
このように、単にノーコードで作成できるだけでなく「自社のマニュアルや社内データを使って、現場主導で業務を安全に自動化したい」という場合に、Difyが最も選ばれています。
では、このDifyを使って作れる“最も頼もしいAI機能”である「Dify AIエージェント」とは、一体どのようなものなのでしょうか?従来のチャットボットとの違いも含めて、詳しく見ていきましょう。
DifyのAIエージェントは、単に質問へ回答するだけでなく、与えられた目標達成のために自ら計画を立て、必要なツールを呼び出してタスクを遂行する高度な機能です。
このセクションでは、AIエージェントとは何か、その基本的な仕組みとDifyで実現できること、そして従来のAI技術との違いについて掘り下げていきます。
AIエージェントとは、ユーザーから与えられた目標や指示に基づき、自律的に判断してタスクを遂行するプログラムです。
その仕組みは、まず大規模言語モデル(LLM)が目標を達成するための計画を立案します。
次に、計画実行に必要なツール(例:Web検索、データ分析)を自ら選択して使用し、得られた結果を評価します。
この「計画・実行・評価」のサイクルを繰り返し、最終的に目標を達成するアウトプットを生成します。
DifyのAIエージェント機能は、ノーコード・ローコード環境で高度な業務自動化を実現します。
この機能を用いることで、Web検索やAPI連携を通じて外部から最新情報を収集し、その情報と社内ナレッジを組み合わせてレポートを作成できます。
さらに、カレンダーへの予定登録やメールの自動送信といった一連のタスクを、ユーザーの指示一つで自律的に実行させることも可能です。
従来のチャットボットとAIエージェントの決定的な違いは、「自律性」と「目標達成能力」にあります。
チャットボットは、あらかじめ設定されたシナリオやFAQに基づいて一問一答形式で応答するのが基本です。
一方、AIエージェントは与えられた目標に対し、自ら計画を立て、複数のツールを駆使して段階的にタスクを実行し、目標達成を目指す点で大きく異なります。
生成AIとAIエージェントの違いや、Difyで実現できることについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
Difyにおけるワークフロー機能とエージェント機能は、その使い方と目的に応じて使い分ける必要があります。
ワークフローは、「Aの次はB、Bの次はC」といったように処理手順が明確に決まっている定型業務の自動化に適しています。
対してエージェントは、手順が固定されておらず、状況に応じた判断や情報収集が必要な非定型業務の自動化にその能力を発揮します。
Difyを使えば、専門的なプログラミング知識がなくても、直感的な操作でAIエージェントを作成できます。
ここでは、エージェント作成の基本的な流れを3つのステップに分けて解説します。
この手順に従うことで、自社の業務に合わせたカスタマイズも可能になり、具体的な自動化ツールとしての第一歩を踏み出せます。
AIエージェントを作成するには、Difyの「Agents」画面から「Create」を選択し、「Create from Blank」で新しいエージェントを作成します。
まずエージェントの名称を設定し、その後、利用するモデルやプロンプト、ツールなどを設定していきます。
なお、Difyの新しいAgent機能は、2026年8月時点ではベータ版として提供されています。
次に、エージェントの役割や目標、タスクへの取り組み方などをプロンプトに記述します。
また、必要に応じてツールやAPIなどを追加し、エージェントが実行できる処理を設定します。
プロンプトやツールの設定はエージェントの動作に影響するため、目的に応じて調整することが重要です。
エージェントの設定が完了したら、テスト実行を通じて意図通りに動作するかを確認します。
実際に指示を入力して応答やツールの実行結果などを確認し、期待と異なる挙動を示した場合は、プロンプトやツール、モデルなどの設定を見直します。
テストと調整を繰り返しながら、目的に合った動作に近づけていくことが重要です。
Difyのエージェント作成やワークフロー構築では、「ノード」と呼ばれる機能ブロックを組み合わせて処理の流れを設計します。
各ノードが持つ独自の機能を理解することで、より複雑で高度な自動化プロセスを実現できます。
ここでは、エージェント作成において特に重要な役割を担う主要なノードとその機能について解説します。
LLMノードは、AIエージェントの「頭脳」として機能し、思考や文章生成の中核を担います。
このノードでは、GPT-4やClaudeといった複数の大規模言語モデル(LLM)から、タスクの特性やコストに応じて最適なモデルを選択できます。
プロンプトやパラメータを調整する機能もあり、回答の品質やスタイルを細かく制御することが可能です。
エージェントノードは、AIに自律的な判断と行動を促すための中心的な機能です。
このノードに対して目標を設定すると、LLMは目標達成までの計画を立案し、利用可能なツールの中から最適なものを選択・実行します。
計画の立案からツールの利用、最終的な回答生成までの一連の思考プロセスを、このノード一つで制御できます。
知識検索ノードは、DifyのKnowledge Baseに登録された情報の中から、ユーザーの質問に関連する情報を検索するための機能です。
検索結果は下流のLLMノードなどに渡し、回答生成のための情報として利用できます。
PDFやWordなどの文書をKnowledge Baseに登録して活用することで、社内マニュアルや業務資料などを参照した回答を生成しやすくなり、ハルシネーションの抑制にも役立ちます。
HTTPリクエストノードは、外部のウェブサービスや社内システムとAPI連携するための機能です。
このノードを使うことで、天気情報や株価、翻訳サービスなど、外部の最新情報をリアルタイムで取得し、AIエージェントの応答に活用できます。
Dify内の機能だけでは完結しない、よりダイナミックで実用的なタスク自動化を実現します。
AIエージェントがAPIやRPAを活用して複数のシステムをつなぎ、手作業を自動化する具体的な仕組みについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「つなぎAI」は、Difyのエンタープライズ版を基盤とし、日本企業のニーズに合わせて独自機能を追加したSaaS型のAIエージェント基盤サービスです。
ノーコード・ローコードでAIエージェントを開発できるDifyの利便性はそのままに、セキュリティや管理機能を強化しています。
専門知識がなくても現場担当者が主体となってAIを開発・運用できる「AI市民開発」を促進し、全社的な業務効率化を加速させます。
「つなぎAI」の機能や利用イメージ、導入・活用方法について詳しく知りたい方は、以下のサービスページをご覧ください。

「つなぎAI」は、様々な業種・業務の効率化に貢献しています。
ここでは、具体的な導入例として、申請業務の時間を大幅に削減した事例や、議会答弁案の作成プロセスを改善し、より本質的な業務への集中を可能にした事例を紹介します。
大手商社では、「つなぎAI」を活用して、出張申請から経費精算までの業務を効率化しています。
「つなぎAI」は、社内規定などの情報をもとに、申請に必要な手続きや書類を案内し、申請から経費精算までの流れをサポートします。これにより、担当者がその都度規定を確認する手間を減らし、申請業務をよりスムーズに進められるようになりました。
その結果、出張申請にかかる所要時間は従来の1/5となり、80%の削減につながっています。
ある自治体では、議会答弁案の作成に「つなぎAI」を導入しました。
過去の議事録や関連計画といった庁内文書をAIに学習させ、答弁の骨子を自動生成させることで、作成時間を従来の5分の2に縮小し、60%削減しました。
この例では、単なる時間短縮に留まらず、職員が煩雑な資料作成から解放され、より政策的な議論に時間を充てられるようになり、業務の質の向上にも貢献しています。
DifyのAIエージェント導入を検討する上で、多くの方が抱く疑問点について解説します。
プログラミングの要否から外部ツールとの連携、他の開発手法との違いまで、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1. DifyでAIエージェントを作成するのにプログラミング知識は必要ですか?
基本的にプログラミング知識は不要です。
Difyは、画面上の操作で機能ブロック(ノード)を繋ぎ合わせる直感的なインターフェースを提供します。
そのため、非エンジニアでもノーコード・ローコードでAIエージェントの作成が可能です。
この手軽な作り方がDifyの大きな特徴です。
Q2. Google検索やカレンダーのような外部ツールとAIエージェントを連携させることは可能ですか?
はい、可能です。
Difyには、Google検索をはじめとする複数のツールが標準で組み込まれています。
また、HTTPリクエスト機能を使えば、Googleカレンダーや社内システムなど、APIを公開している様々な外部サービスと連携させ、より高度なタスクを自動化する機能を実現できます。
Q3. コードを書くLangChain開発と比べてDifyのAIエージェントのメリットは何ですか?
最大のメリットは開発スピードとメンテナンスの容易さです。
DifyはGUIベースで直感的に開発・修正ができるため、非エンジニアでも迅速なAIエージェント開発が可能です。
一方、LangChainはコードベースのため学習コストが高いですが、より複雑で自由度の高い設計が求められる開発に適しています。

多くの企業が業務改善のパートナーとして「つなぎAI」を選ぶのには明確な理由があります。
迅速な導入可能性、手厚い伴走支援、そして信頼性の高いセキュリティ対応が、単なるツール提供に終わらない価値を生み出しています。
「つなぎAI」はSaaS形式で提供されるため、自社でサーバーを構築する必要がなく、契約から最短10営業日という短期間で利用を開始できます。
これにより、アイデアを迅速に形にし、早期にAI活用の効果を検証することが可能になります。
市場の変化に素早く対応したい企業にとって、この導入スピードは大きな利点です。
ツールの導入だけで終わらせず、アイネスがお客様の業務改革を根本から支援します。
現状の業務プロセスをヒアリングし、AIで自動化すべき領域を特定することから始め、AIエージェントの共同開発、そして社内での活用が文化として定着するまで、一貫した伴走支援を提供します。
これにより、AI導入の効果を最大化します。
「つなぎAI」は、地方公共団体向けの閉域網であるLGWAN(総合行政ネットワーク)に対応しています。
これにより、一般的なインターネット環境から隔離されたセキュアなネットワーク内で、AIエージェントサービスを利用できます。
機密性の高い情報を扱う地方公共団体でも、セキュリティ要件をクリアし、安心して導入することが可能です。
Dify AIエージェントは、自律的に思考しタスクを実行する能力を持ち、従来のチャットボットとは一線を画す業務自動化を実現します。
ノーコードで開発できるため、専門知識がない現場担当者でも、社内FAQの自動化や情報収集アシスタントといった具体的な業務改善ツールを作成可能です。
さらに、Difyを基盤とするSaaSソリューション「つなぎAI」は、迅速な導入と手厚い伴走支援、LGWAN対応といった特徴を持ち、企業や公共団体のAI活用を強力に推進します。Difyを活用したAIエージェントの導入や、自社・自団体の業務への適用方法についてご相談がございましたら、アイネスの「つなぎAI」無料相談窓口からお気軽にお問い合わせください。
※本稿に記載されている会社名、製品名、サービス名は、一般に各社の商標または登録商標です。
弊社は、情報サービスのプロフェッショナルとして、システムの企画・コンサルティングから開発、稼働後の運用・保守、評価までの一貫したサービスと公共、金融、産業分野などお客様のビジネスを支える専門性の高いソリューションをご提供しています。お気軽にご相談ください。
